Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

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【2023 RS】Week1@IND Review

なんとか勝利を収めました。やっぱり開幕戦かつ同地区戦ということで全く想像通りにはいきませんでした。毎年そうなんですが、オフ中は期待値が最高に高まるので現実を見せられてがっかりの方が大きいですよね。とはいえ勝ちは勝ち。とにかく勝ててよかった。第3Qまではもう負けたと思ってました。次はあのKCなので負けて0-2になるか1-1になるかでは大きな違いがあります。

INACTIVES

JAX

ルーキーWRのWashingtonCooksはインアクティブとなりました。順当ですね。

IND

DoubtfulだったZack Mossは結局欠場。その他主力は全員出ていそうです。

試合結果

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
JAX 7 7 3 14 31
LAC 0 7 14 0 21

Team Stats

Player Stats

よかったところ

開幕戦勝利

とにかく勝利で開幕を飾れたこと。これはでかいです。INDのホームで勝利は2017年以来のようです。ハプニングやミスが続きましたがこういう悪い内容の時に勝ち切れるというのは大事なことです。

ディフェンスの奮闘

オフェンスがターンオーバーもあり足を引っ張った感じですが、その分ディフェンスが頑張ってくれました。CampbellのいいタイミングでのINT、Josh Allenの3サック、CiscoのFFからの新加入Blacksonファンブルリカバーなど各選手がいい働きをみせてくれました。

Walkerも余計な反則はあったものの1サックを決めており、以前よりもパスラッシュはうまくなっている印象でした。

正直ランがRBの問題であまり脅威にならなかったのとRichardsonのパス精度が低いことなどから参考にしにくい部分も多いのですが、それでもオフェンスが苦しむ中頑張ってくれたと思います。4thダウンギャンブルも4/5で止めてましたしね。次戦はあのKCなので実力ははっきりすると思います。

Ridley完全復帰

ほぼ2年ぶりのNFL復帰でさっそくやってくれました。前半だけで7Rec、92ydsと完璧。後半全然投げなくなったのでスタッツは伸びなかったものの復帰戦での100yds超えはさすがです。ルートラン、キャッチ力、RACなどすべてにおいて全く才能が錆びついていないことを証明しました。今後も大きく期待です。逆にKirkのスタッツが1Rec、9ydsと残念ですが、まだ1試合だけですし本人も以前から個人のスタッツよりもチームの勝利が大事と言ってくれているのでへそを曲げたりはしないでしょう。Ridleyに注目が集まったやマッチアップによっては出番が増えるはずです。

Zay Jonesスーパーキャッチ

第2Q残り5分、敵陣20yd付近でディフェンダーにタイトにつかれながらもぎりぎりでキャッチ、それを片手でかかえてキープしTDとなりました。キャッチも素晴らしいですが投げたLawrenceもここしかないという絶妙な位置に投げていて素晴らしいプレーでした。この2人の相性はかなりいいので今後も期待です。

悪かったところ

Tank Bigsbyの試練

期待の3巡ルーキーもNFLの洗礼を受けることとなりました。まず第2Q序盤にLawrenceにプレッシャーがかかり、体勢を崩されながらもBigsbyにパス。それをうまいこと弾きボールは相手ディフェンダーの元へ。残念ではあるもののルーキーだから仕方ないかなと思っていました。

ところが第3Qも終盤、今試合最悪のプレーでした。LawrenceがストリップサックされボールはBigsbyの元へ。そこで彼はパス失敗と勝手に判断しプレーをやめてしまい、そこをディフェンスにつけこまれファンブル。そのままエンドゾーンに持っていかれTDとなりました。

笛が鳴っていないのに自己判断でプレーをやめるのはルーキーだからといって許されることではありません。

ただこのあとにRZでStrangeの助けもありいいゲインをした後にTDをとったのでやや許された感はあります。

このプレーに対して懲罰などもあるかと噂されましたが、試合後にPedersonは、「彼を信頼し、フィールドに送り出している。失敗やミスを通して学ばなければならない。彼は自分に厳しいので、この試合のいいところも悪いところも受け止めてそこから学び、今週はさらによくなるだろう。スタッフとして彼を信頼するしかない。我々は今後も彼を試合に出し続けるし、彼はもっとよくなるだろう」との言葉を残しています。コーチとして素晴らしいですね。これに対してネットでは「Urbanだったらきっと残りのシーズン彼をベンチに置いただろう」との冗談もありました。確かに残りのシーズンとは言わないまでも1試合以上はやりかねないですね…。とにかくその言葉を信じて二度とこんなミスを犯さないように頑張ってもらいたいです。

オフェンスプレイコー

直前になってオフェンスのプレイコーラーがPedersonからOC Press Taylorに変更されたとの情報。どうやらその話は以前からしていた、とのこと。

そういったことに関してはまるで素人なのであまりどうこう言うことはできないのですが、一応現地ファンや記者も言及していたのでやっぱり少しおかしかったのかもしれません。3rd&3からQBスニーク2連発をはじめとして3rd、4thダウンでWRスクリーンやオープンのランなど後ろ向きなプレーが多く不可解な感じがありました。せっかくパスが通っていてRidleyはじめとしたレシーバーがいるのにもっと普通のパスプレーやPAじゃだめなんでしょうか。確かにOLがやられていたからパスプロ持たずにサックというのを恐れたのかもしれませんが。

Bigsbyに対してのPedersonnの発言的に次週以降もPedersonにプレイコールが戻ることはなくTaylor継続となるはずですが今後どうなっていくのか心配です。

OL

想像以上にOLがやられていました。ランパスともにアウトサイドもインサイドも相手フロント7に上回られ、パスは出ないわLawrenceにプレッシャーはかかるわ完全にいいようにされていました。PFFグレードでもE.J. SpeedDeForest BucknerZaire FranklinGrover Stewartがそれぞれ94.8、92.5、92.2、90.2と異常に高値でありプレーを見ていた印象と一致していました。おかげでランは全く出ませんでしたがそれでもETNの個人技でなんとかこじ開けていたのはさすがですね。ETNは77ydsのうち60yds、Bigsbyは13ydsのうち14ydsがコンタクト後のゲインでした。その数字からもいかにOLがやられていたかがわかると思います。パスプロも全員がプレッシャーをかけられており、特にBartchはひどかったですね。やっぱりケガ明けかつ平均的な選手なのでいきなり実戦はきついんでしょうか。ここを補強しなかったのはフロントの判断なのでどうするつもりなのかは今後も注意したいところです。Harrisonもサックを献上、さらにQBハリーも記録されていますが、まだNFLのレベルに慣れていないだけだと信じているのであまり心配はしていません。

その他

まず正直INDをなめていました。オフェンスはAnthony Richardsonがルーキーながら非常に冷静で落ち着いており、プレッシャーにも物怖じしていませんでした。もっと中身がやんちゃな感情的なタイプの方がいいのですが、これは今後恐ろしいですね。もちろんまだパス精度という点ではかなり甘かったのでそれには助けられました。そこが修正されたら手が付けられなくなるかもしれません。あともっと走られるのかと思いましたが、最初はあまり走らないようなプランだったんでしょうか。Hurtsのようにもっとリードオプションが増えてくると嫌ですね。

ディフェンスはフロント7が強いこと。明らかにJAXのOLは粉砕されていました。反対にセカンダリーがそこまでなのでレシーバー陣は勝てていました。もっとパスを使ってもよかったと思うんですが、パスプロが持たないのでそう簡単ではなかったのかもしれません。

最後に

とにかく勝ってよかったという試合でした。来週はKCなのですが、残念なことに先週の敗北で少し焦ったのかChris Jonesが契約延長をしてしまいました。出場しなければワンチャンあると思っていただけに残念。今回のOLの出来を見る限り彼が復帰したらLawrenceはまともに投げられないかもしれません。最悪今日のRodgersのようにケガなんてことも…。いつでもあり得る話ではありますがこういうのを見るとホントに怖くなりますね。Kelceも復活しそうですし厳しい戦いになりそうです。