いよいよ明後日はプレシーズン初戦となりますが、今年はなかなかブログを更新する暇がありません…
最初のDepth Chartが発表されました。まだ序盤ですし、特にルーキーは序列が低めにされることが多いため今後大きく変更されることが予測されます。
Twitter（X）で軽くコメントしようかなと思ったのですが、思ったより長くなってしまったので、キャンプからの感想なども含めてダラダラと感想を書いてみました。
なお各ポジションの（）内は昨年のRosterの人数です。参考までに。
Depth Chart
Since apparently it’s “Depth Chart Day 1.0” in the #NFL…
— Mia O'Brien (@MiaOBrienTV) 2023年8月8日
Here’s the #Jaguars first iteration for 2023
Blake Hance the starter at LG, with Shatley still not cleared to return. Tyson Campbell listed as CB1 pic.twitter.com/T4KxU0I3of
Offense
QB（2）
全く無風です。正直Lawrence以外はどうでもいいです。Lawrence怪我でもしたらどのみちシーズンエンドなので…
Rosterは2人が予想されるのでNathan RourkeはPSでしょう。
RB（3）
まずTank BigsbyがルーキーながらすでにRB2となっています。キャンプでも非常に目立っているようですし正直期待しかありません。下手したらEtienneすら超えるのでは？とも思ってしまいますが、タイプが違うのでシチュエーションで使い分けられるでしょう。心配していたレシービングもかなりいいようです。
D'Ernest JohnsonはRB4です。キャンプでも特に目立っているという話は聞かないですね…個人的には期待しているのですが昨年同様3人体制であればカットされてしまうかもしれません。PSには残ってくれるか怪しいのでできれば序列を上げてほしいです。
昨年5巡のSnoop Connerの居場所はおそらくないでしょう。どこかに拾われるとも思えませんしPSに残ればという感じでしょうか。
WR（5）
Roster争いが熾烈になりそうなポジションの一つ。
まずスターターとしてCalvin Ridley、Christian Kirk、Zay Jonesは確定。Ridleyがキャンプでもスピード、キャッチ力、そして何よりルートランニングで異次元の才能を魅せており、約2年間のブランクは一切感じません。実戦でどうなるかというのは少し心配ではありますが、Lawrenceとの息も相当合っているようですし楽しみです。AllenにとってのDiggs、MahomesにとってのKelce、HurtsにとってのAJ、BurrowにとってのChaseのようになってリーグトップレベルになってくれることを期待しています。
Kirkはあまりキャンプでは話題になっていないようですが動画を見る限り特に問題はなさそうです。むしろZay Jonesの方が目立っていますね。特にロングボムも通っているようですし他に気を取られてオープンになればTD数が増えるのではと期待ですね。
またリターナー、いろんなシチュエーションでの武器としてAgnewも確定です。そしてキャンプではあまり目立っているという話は聞きませんが、リターナーの控えとなっていることとドラフト指名されていることからはWashingtonも残る可能性が高いと思います。ちなみに昨年はKirkがリターナーの控えになっていましたが、STCもできれば出したくない、と言っていましたし怪我のリスクを考えるとその方がいいと思います。
昨年同様であればここで定員になりますが、今年は6人枠になってもおかしくないかと思います。そうなった場合、このDepth Chartを見る限り現時点ではKevin Austin Jr.、Tim Jonesが一歩リードといったところでしょうか。Austinはサイズもスピードもあるアスリートではあるもののカレッジ時代からSTの経験がなく、WRとしてもドロップが多かった選手です。昨年のキャンプでもポロポロしていたためRosterには残れませんでした。しかし、今年はそこがかなり改善しているようでキャンプでも素晴らしいキャッチを何本か見せておりドロップも目立っていないようです。素材はいいのでそこが本当に改善されているならチャンスはあるかもしれません。Tim Jonesは昨年Rosterに残りましたがパスターゲットとなることはほとんどなくブロッキングを期待されて使われていた印象です。キャンプでは最近の練習で2本のワイドオープンのTDパスをドロップしたとの話もあり少し心配ですね。
あとは横並びかとは思いますが、よく話を聞くのがSeth WilliamsとElijah Cooksです。どちらも高さのあるタイプですが、特にCooksは6-4あるのでJAXのスターターWR陣にはない強さを持っています。練習でも素晴らしいキャッチを量産しているようですしこのままのパフォーマンスを続ければワンチャンあるかもしれません。もし残らなくてもPSにはいてほしいですね。
TE（4）
Engramは言うまでもありませんが、レシービングで特に目立っているのが昨年UDFAのGerrit Princeです。キャンプでTDを量産しているようですし期待できそうです。
一方、Yタイプ、OLの隣に並んでブロッキングも期待されているTEとしてはFarrellが1番手、2巡ルーキーのStrangeは2番手となっています。正直なところ2巡使ったなら1番手になってほしいところですがまだルーキーなのでこれからでしょう。ただあまり話は聞こえて来ませんね…
意外なのが7巡のParishがTE登録になっていたことです。カレッジではEDGEでしたがFBとして指名、そしてTEとなりました。特に目立った話もありませんしPSかなという印象です。あとHC Pedersonの息子のJosh Pederson、チリ人のReyesは残念ながらカットかなと思っています。
OL（9）
C、RGに関しては特に何の争いもないかと思います。
LTは本来高級取りのCam Robinsonがスターターだろうと言われていましたが、まさかの薬物関係の規約違反により4試合の出場停止。その結果2021年2巡のLittleがスターターとなりそうです。Camが復帰したあとはどうなるかというのは議論されていますが、一番有力なのはCamをLT、LittleをLGのようです。Camは再構築もしませんでしたし来年カットでデッドマネーは5Mのみなのでカットなのではないかと思っているので、今後のことを考えればLittleをLT、CamをLGとしてほしいところです。一応その練習もしてはいるようなので可能性はなくはないと思います。
RTは1巡ルーキーのAnton Harrisonです。キャンプでは肩の怪我でやや出遅れていましたがすでに練習に復帰していい動きをしているようです。多少やられることはあるかと思いますが頑張ってプロボウル級になってほしいですね。OklahomaのLTからNFLのRTといえばPHIのLane Johnsonですね。そのあとを継いでくれれば最高です。
そして一番の問題はLGですが、昨年スターターはBartchでしたが、シーズン中の膝の怪我でシーズンエンドしてから回復しておらず、まだPUPリストに入っています。開幕に間に合うかは不透明ですし、復帰したとしても別にそこまですごい選手、というわけでもないんですよね。オフェンスの一番の穴と言っていいでしょう。そのBartchに代って出場していたのがShatleyですが、キャンプ中にまさかの心房細動を発症した様子。心房細動は不整脈の一つで場合によっては脳梗塞などの塞栓症を来したり、不整脈自体がひどければ命に関わることもある病気です。持続性でなく発作性のものであればそこまで影響はないのかもしれませんが、その影響で序列をLG4まで落としています。そしてその代わりにLG1となったのがBlake Hance。昨年SFからWaiveされたところを拾って以降Rosterには残っていた選手で今年1年の契約延長をしていますが特に印象がありません。彼がスターターになるならめちゃくちゃやばいです。だから2巡でTorrenceを取っておけば…
あとは7巡ルーキーのCooper Hodgesですが、必ず練習前に観客の前で側転をするというパフォーマンスをして人気となっています。動きも悪くはなさそうで好感度が高いのでRosterには残るといいなと思っています。
もし昨年同様9人（IOL5人、OT4人）で考えるのであれば、Fortner、Scherff、Hance
、Shatley、（Hodges or Williams）、Little、Harrison、（Cam）、Wellsといったところではないでしょうか。
Defense
DL（6）
Hamilton、RRH、Fatukasiはスターターとして確定。Hamiltonはランストップのみならずパスラッシュもかなりレベルが上がっているとのことでリーダーシップも見せているようなので今年は期待です。契約に見合った働きをしてほしいです。Fatukasiは昨年は怪我もありお世辞にもいいとは言えないパフォーマンスでしたが、2年目でスキームを覚えて調子はいいようです。今のままではFAバストなので名誉挽回してほしいところです。7巡ルーキーVohasekはキャンプ中に数回いいプレーをしていたようですが、それ以外はあまり話を聞かないですね。20lbs増量したというDixonはEDGEからDL登録となりましたが、昨年のSmoot、Keyのような使われ方をするのではと予想をしています。なおSmootは昨年のアキレス腱断裂から回復していないためPUPリストのままです。開幕に間に合うかは不明です。
スターター3人に加えてGotsis、Ledbetter、Dixon、Lacyあたりを残すのではとは思っています。特にLacyは4巡で指名しているので切られないでしょう。そうするとこの中で一番切られるのはLedbetterではないかと思います。VohasekはPSでしょう。
EDGE（5）
ここも薄々薄々ポジションの一つ。Allen、Walkerのスターターはいいでしょう。Walkerも2年目で成長することを前提に考えてはいます。ただ次がChaissonはまずいでしょう。例年の如く今年は違う、みたいな評価がされていたと思えばキャンプ中の1 on 1ではボコられるというしょうもないムーブを見せています。まだ若いんですが、流石にもうきついでしょう。そんなのが3番手はあまりに層が薄い。後に続くのが期待の5巡ルーキーAbdullahと1年目ほぼヘルシースクラッチ、2年目シーズン前にシーズンエンドとなった3年目のJordan Smith。ちなみにAbdullahはプレシーズン期待していましたがどうやら脳震盪プロトコルに入ったようで試合には出られなさそうです。残念。
以上の5人が固いんじゃないかと思います。ずっっとFAでの獲得を期待していましたが、Justin Houston、Yannick Ngakoue、Leonard Floyd、Frank Clarkあたりの良さげなEDGEはほぼ売り切れ。非常に厳しい状態となっています。MINのDanielle Hunterがチームと拗れていたのでトレードの可能性も期待していましたが残念ながら穏便に1年の契約延長となってしまいました。DC Caldwell的には、パスラッシュ自体は悪くない、悪いのはフィニッシュだ。みたいなことを言っているようですしこれでもいけると思ってしまっているのかもしれません。確かにスタッツを見ればそれは間違ってはいないですが大きな影響があったKeyはいなくなりましたし厳しいんじゃないかと思ってます。最悪シーズン中にどこかとトレードしてくれないかなと思っています。
LB（4）
ここはどうなんでしょう。スターターはOluokunとLloydで間違いなさそうです。
Lloydは昨年序盤こそよかったものの中盤以降ダメダメでよくプレー中に何をすべきかわかっていない感じで迷子になっていました。その原因として、キャンプを怪我でほぼ全休した影響でスキームの理解が浅かったことが指摘されており、今年のキャンプを見る限りはだいぶ改善が見られるようです。またブリッツも多めに入るのではという話もあり元々パスラッシュも得意だったのでそちらの方でも期待できるかもしれません。DAL戦でラフィングザパサーを恐れるがあまりサック未遂となってしまったことがあったため最後まで仕留めるように頑張ってほしいです。
控えはMumaまでは固いでしょう。そうなると残りの枠が問題ですが、Quarterman、4巡ルーキーMiller、STエースのJohnsonの中から選ぶことになります。正直4巡でトレードアップしてまで取ろうと思った（実際は断られた）Millerを切るとは思えないですが、Quartermanも切りづらいでしょう。なので今年はLBは5人枠になる可能性もあるのではと思います。
CB（6）
Campbell、Williamsのスターターは確定。昨年大きな穴だったニッケルのHerndonはなぜかチーム内では評価が高く、他にドラフト下位以外で補強もしていないのでスターターになるんでしょう。練習ではいろいろな選手が試されているようなので今の時点ではどうなるかは分かりませんが、中でも目立っているのは2年目のGregory Juniorのようです。昨年一度はシーズン中にカット、その後チームに戻って来ましたが目立ったものはありませんでした。ただキャンプ中の1 on 1含めたドリルでなかなかのカバーを見せている様子。これは期待してよいのでしょうか。5巡ルーキーのAntonio JohnsonもS登録ではありますが入っているようです。6巡ルーキーHallettも何度かINTもしているようですし個人的には楽しみな選手です。Claybrooksの序列は犯罪のせいか知りませんが落ちている印象です。リターナーの控えとしてもカウントされていません。もしかするとこの辺りのカットもあるのかもしれません。現時点ではスターターに加えてDepth Chart通りTevaughn Campbell、Montaric Brown、Juniorが残る感じでしょうか。できればHallettに偽Campbellあたりを抜いてほしいと思っています。
S（5）
こちらは昨年通りの枠であればほぼほぼ決まっています。Jenkins、Ciscoのスターターに加えてThomas、Wingard、ルーキーJohnsonでしょう。あとはJohnsonがどこまで上がってくるのかに期待をしています。練習中もINT含め動きはいいようですからね。5巡まで落ちた悔しさをバネに爆発してほしいです。
ST（3）
まずキッカーを昨年大活躍のPattersonを切ってMcManusと契約しています。キック力を期待しての契約だったのですが、練習ではしっかり50yds台のFGもしっかり決めているようです。まだやれるってところを見せてほしいですね。控えのMcCourtもどこかに攫われなければPSに残ることになりそうです。P、LSは変わりなし。
リターナーですが、当然Agnewです。控えがWashingtonとなっています。上でも書いたようにKirkは使いたくないというのとなぜかClaybrooksはいなくなりました。キャンプでは他にBigsby、Ciscoもリターナーとして練習しているようなので今後変わってくるかもしれません。Ciscoは自らSTCに志願したようですね。あまり印象ないですがどうなんでしょう。
まとめ
やけに長くなってしまいました。オフェンスに関しては去年からほぼプラスしかありません。特にRidleyには期待大です。唯一心配なところはLGです。これはなんとかしてほしいです。
ディフェンスはパスラッシュとニッケルCBです。パスラッシュは本当に補強する気がないので選手が覚醒しない限りどうにかなる気はしません。ニッケルはHerndonが出てる限りやばいです。彼を簡単に超えてくれる選手が出ることに期待します。Junior、Hallett、Johnsonは特に期待！
あとプレシーズン初戦には2シリーズくらいスターターが出るとのことでした。DALは控えのようです。このパターンっていい感じでも「まぁ控え相手だし当然でしょ。」ってなるし、やられれば「控え相手にこれってやばくない？」となるので圧倒するしか選択肢はありません。なので見ている側からするとスターターが見られて嬉しい一方、結果あまりいい気分にはならないです。あと怪我が怖すぎます。
現実的な予想は2シリーズのうち1つTDとって、ディフェンスはしっかり止める、というところでしょうか。控えとはいえDAL相手に無失点は厳しいかもですがそれくらいやってほしいです。
あとはとにかく怪我はしないこと！最悪結果が悪くてもこれだけ達成できれば何も文句は言いません。
プレシーズンについてはまたまとめられればいいですがどこまで余裕があるか次第になります。
だんだんとシーズンが近づいて楽しくなってきました。今年は期待できる年ですし、逆に地区的にも来年くらいまでが勝負だと思うのでしっかり応援していきましょう。
