Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

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【2022シーズン】Week9 vs LVレビュー

今シーズン初めてリアタイしませんでした。3時過ぎに一度目が覚めてチラッとみたらファンブルロストやAdamsに蹂躙されての0-17。これは見る価値なしと判断して睡眠時間を優先したところ、朝起きたらTwitterで選手の明るいインタビューが流れており、これはもしやと思って試合を見たところまさかの大逆転勝ち。試験が終わったこともありますが1ヶ月以上ぶりに勝って記事を書く気持ちも少し戻ったので少しだけちゃんと書きたいと思います。

INACTIVES

JAX

Agnewはしばらくぶりの復帰となり、いつものメンツになりましたね。

LV

事前にWallerは出るみたいな噂がありましたが、結局は欠場でした。

試合結果

  1Q 2Q 3Q 4Q Total
JAX 0 10 7 10 27
LV 7 13 0 0 20

TEAM STATS

試合の流れ

前半

冒頭でも書いたように前半が地獄でした。

最初のLVオフェンスでSmootのサックでパントに追い込み、返すオフェンスではKirkへの23ヤードパスもあり順調に敵陣26ヤードまで来るという順調な立ち上がり。と思ったらそこでHastyへのトスをファンブル。いい流れをミスからのターンオーバーで逃すのはもはやJAXのお決まりパターンですね。そしてLVにこのシリーズDavante Adams6/6、88ydsでTDを許すというやられっぷり。その後もJAXオフェンスはいいところなくパントを繰り返す間にLVはFG、Adamsの38ydsTDで0-17。この時点で負けを確信。

その後はEtienneのラン・スクリーンを中心にZay JonesへのパスやLawrenceスクランブルで順調にRZへ進み最後はEtienneのランでTD、7-17に。正直またファンブルかと思いました…ボールセキュリティについては改善はない様子。後はお互いFGで10-20で前半折り返し。結局Adams前半だけで9/9、146yds、2TDといいようにやられました。

後半

そして迎えた後半、いつもなら10点ビハインドの時点で消化試合なのですが、今回のJAXは違いました。最初のリターンでAgnewが今シーズン初めてのロングリターンで敵陣45ヤードに進入し一気にモメンタムを引き寄せると、苦手のRZでも苦戦せずにKirkへの完璧なパスでTD。17-20と現実的なスコアに。

次のドライブを前半抑えていたJosh Jacobsに少しやられたもののパントとし、次のオフェンスでFarrellArnoldへのパスも交えつつRZに進みEtienneの2つ目のTDで24-20と逆転。さらに次もAdamsのドロップなどに助けられながらパントに抑え、次のオフェンスで出たプレーが個人的にLawrenceの一番のプレー。Fortnerの脇からブリッツしてきたLBが漏れ、捕まればセーフティというところを紙一重でかわし、なおかかるプレッシャーに動じず正確なクイックスローでMarvin Jonesへ15ヤードパスを成功させました。

こういうところはNFLのスターターQBでも誰でもできることではないと思いますし全体1位の片鱗を見ました。まぁその後は続かなかったんですが…

次のディフェンスでは脳震盪を起こしてしまったJenkinsの代わりに入ったWingardのナイスブリッツでミススローを誘い(Adamsはフリーで通っていたらロングゲインでした)、ナイスタックルで3&7を作り、最後はLloydのブリッツでプレッシャーをかけパントに。

次のドライブはEtienneの16、18ヤードランも飛び出したものの3&1を更新できず珍しく堅実にFGへ。しかしこの41ヤードFGをPattersonが右に外しリードを伸ばせず。残り3分でTDで逆転といういつもの嫌なシチュエーションに。ところがこの日のディフェンスは気合が入っていたようで、CampbellAdamsへの完璧なカバーで4thDに追い込むとRenflowへのパスがやや高くなりインコンプリート。既にLVはタイムアウトを使い果たしており後は時間を潰しながら少しずつ前進。残り1:08で48ヤードFGとなり今度はPattersonがしっかり決めて27-20。最後はAdamsに通されそうになりながらもなんとか防ぎ、Smootのこの日2つ目のサックも飛び出しジエンド。6試合ぶりの念願の勝利となりました。

後半はAdamsに対して1/8、0yds、0TDとシャットアウトしました。

JAXは17点差以上つけられた試合で1勝116敗だったらしく、今回で2勝116敗としました。

Tyson Campbell vs Davante Adams

Adamsのスタッツは上記ですが、PFFによるとCampbellがカバーしている時のAdamsのスタッツは4/7、66yds、1TD、1PBUのようです。マッチアップを見ると前半は完全に個人技でやられていました。メディアでは後半はCampbellがシャットアウトした!って感じになってたんですが、見返してみると後半は明らかにCarrのパス精度が悪かったりAdamsのドロップに救われている感じでマンカバーでCampbellが勝っている、と感じたのはPBUした1本のみでした。

参考にDEN戦のPS2を見たのですが、普通にAdamsに対してマンカバーで勝ってPBU量産していて改めてすごいと思いました。

Campbellは試合によっては相手のWR1を消せているので2年目にしては十分な働きだとは思いますが、プロボウルレベルとなると今後の成長次第でしょうか。今後に期待です。

いいLawrenceの日

今年のLawrenceはいい時と悪い時の波が激しく、OPOWを受賞したかと思いきやターンオーバー連発のクソ試合をしてくれたりします。今回のLawrenceはいいLawrenceだったようで立ち上がりの遅さと序盤のファンブルを除けば、スーパープレーこそほぼないもののいい流れを壊さずに決めるところは決めるという素晴らしいプレーをしてくれました。成功率も80%を超えており、ポケットワークもよかったです。今回はスクランブルも積極的に狙いに行っていました。ただスライディングせずに突っ込むことが多いので怪我が怖いですが…

ただやっぱりいつも通り綺麗に20ヤードに壁があります。後はロングが通れば、といつも言っているのですがそう簡単にはいかないようですね。肩は十分強いはずなのですが…ディープスレットがいないというのが大きな理由なのかもしれません。ここにスピードもあるRidleyが加わることで来年はよくなってくれるといいんですが。

怪我人

試合中にEngramJenkinsが負傷してしまいました。Engramは軽傷、Jenkinsは脳震盪でプロトコルに入ったようです。二人とも来週出場できるかわかりませんが、どうせKCなのでゆっくり休んでいいと思います。Jenkinsの代わりに出場したWingardはなんかすごくいい働きしてましたね。彼はいいときはすごいいいんです。ただアグレッシブすぎて後ろを任せるのは不安なんですよね。タックルも突っ込んでミスすること多いですし。メインの怪我人が少ないというのは今年のJAXの良いところです。Pedersonが指揮していたPHIはずいぶん怪我が多かったですが、そこからいろいろ学んでいるようでそれを活かしているようです。

後半のディフェンス

選手たちのインタビューによれば後半に特別なことはしていない、とのことでした。

その他

最近Lloydの存在感が薄いのが気になります。パスカバーでもやられてること多いですし。DROY候補だったはずなのに…。まぁそこはもう無理にしてももう少し目立ってほしいですね。ラッシャーとしての能力もあるはずなので彼のブリッツをもっと多用してもいいのかもしれません。

Josh Allenも目立たなくなってるのが気になります。サックもWeek 4を最後にしていません。今回の試合でもQBプレッシャーは1回のみでした。ランディフェンスに関してはもちろんいいんですが。

Allenに限らず、パスラッシュがかからなくなったのと勝てなくなったのは同じ時期からです。それに合わせてミススローからのINTも減っています。今シーズンまだ諦めていないのであればここの改善も必須かと思います。KeySmootも交えてインサイドのラッシュもスタンツを使いながら工夫はしている印象ですが、どうすれば改善できるのか、など詳しいことはよくわかりません。

OLは引き続きよい働きをしてくれています。シーズン前にOLが一番の課題かもと言われていたのが嘘のように安定しています。Camのランブロックは破壊的ですし、Taylorは想像以上に成長しています。IOLも十分及第点だと思います。OLコーチがいいんですかね。このままの調子で行ってもらいたいです。契約最終年のTaylorの再契約については悩ましくなりましたね…

最後に

JAXが逆転勝ちしたところなんてあまり見た記憶がないので正直気持ちよかったです。いつもは捲られる側なので…

流れに乗りたいですが次の試合は残念ながらKCです。とにかく怪我をしないこと、できればオフェンスのターンオーバーなくガッカリしない程度の僅差での負け、欲を言えば今後に期待できる要素を一つは用意してほしいところです。今シーズンそういういい負け方は一度もしてませんからね。