さて、全く時間がとれずドラフト予想やドラフト候補の記事は書けませんでした。ようやく仕事と新しい土地には慣れてきたんですが…そうしているうちに気づけばドラフト当日!各チームファンの色々な感情が入り乱れていましたが、JAXにとっては興奮するわけでもがっかりするわけでもなく穏やかな空気が漂っていたような感じがします。まぁそうか、みたいな。とりあえず簡単に振り返っていきます。
トレードダウン!
最初全体24位を持っていましたが、続けて2回のトレードダウンを行っています。指名巡を3つ下げるだけで3つもピックが付いてくるのは結果的にはお得だったのではないでしょうか。後のプレスカンファレンスでBaalkeは「もっと下げられたけど流石にリスクが高いと思ってやめた」みたいなことを言っていたようで、それを聞くと思った選手が残っていなかったというよりはむしろ獲りたい選手が下げてもいけると踏んでいたのではないでしょうか。
1巡27位 Anton Harrison
With the 27th pick in the 2023 #NFLDraft, we select Oklahoma OT Anton Harrison!
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2023年4月28日
@Ayee_Tonn | @FieldsCadillac pic.twitter.com/yevGmrF2LQ
“If you’re going to protect @Trevorlawrencee, that’s probably a good idea.”@Ayee_Tonn is joining the #DUUUVAL wall!
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2023年4月28日
📺: 2023 #NFLDraft on NFLN/ESPN/ABC pic.twitter.com/V5h2umh7As
個人的に好きな指名直前のやり取り。
Turned a dream into reality.
— Jacksonville Jaguars (@Jaguars) 2023年4月28日
See you soon, @Ayee_Tonn!#NFLDraft | #DUUUVAL pic.twitter.com/vF2ZLGsMrs
Stats
Snaps by Alignment
Trent Williams、Lane Johnsonなどの偉大な先輩が所属していたOklahoma大学のLT。True Freshmanより3年間LTのスターターを務めました。
パスプロに関しては今年のOTプロスペクトの中でもトップレベルの評価をされています。コンバインでは40ydで今年のOT中2位の好記録を出していましたが、プレーを見てみると、プルやダウンフィールドでのブロックにはそこまでのスピードは感じません。短距離が苦手なのでしょうか。またランブロックについては改善の余地ありのようです。
基本的にはほぼLTでRTは2022年の1試合のみの出場となっています。その時のことについて、事前のRTの練習はほぼなかったけど上手くできた。それくらい自然なことだ、みたいなことを言っていました。また、言われたポジションどこでもやる、とも言っていますが、Pedersonのプレスカンファレンスでは最初はOTとしてプレーする予定、とのことでした。
さて、そうなると勃発するのがどっちがLT、RTをやるのか、ということですが、個人的にはLittleのRT適性はないと思っているので、LT Little、RT Harrisonとなるのではないかと考えています。また4-8試合の出場停止が見込まれているCamが戻ってきたらどうなるかですが、
- Camをベンチに置いてそのまま続行
- LT Cam、RT Little or Harrison、負けた方はベンチ
- LT Cam、RT Little、LG Harrison
- Camをシーズン中にトレード
あたりではないでしょうか。1はCamのサラリーを考えると微妙な気がします。4が一番良さげですが、この条件で怪我明けの彼を獲得するチームはないでしょうし現実的ではありません。この中では3がいいんじゃないかと思ってます。もちろんHarrisonがLGできればですが。
またCamの去就についてですが、Harrisonの指名+Camだけリストラクチャーをしていない+2024年には5Mのデッドマネーでカット可能、などの情報を考えればシーズン終了後にカットが濃厚でしょう。やっぱりCamの延長は金を無駄にしただけで失敗に終わりましたね。
なお、KCに全体31位で指名されたKansas StateのFelix Anudike-Uzomahはカレッジで対戦したOTで一番手強かったのは誰か?という質問に彼を挙げています。実際Kansas Stateとの試合では彼をほぼシャットアウトしていました。
Kansas State EDGE Felix Anudike-Uzomah on the toughest OT he faced in college:
— Ryan Fowler (@_RyanFowler_) 2023年3月1日
“Anton Harrison (Oklahoma). He’s got quick feet, aggressive hands… he’s the best tackle in the class in my opinion.” pic.twitter.com/AS2M8lxsS3
残りのピック
まとめ
元々OTのデプスは薄くなっていたこと、来年以降Camをカットする可能性があることなどから確かにニーズではありました。しかしスロットCB、EDGEの方が必須のポジションだったのでそちらで1巡が使われると思われていました。ところがCamのニュースが出てから急にOT指名の噂が流れ始め指名に至りました。正直あまり興奮しない指名ではありますが、指名権を3つ増やしてのHarrisonの指名はナイスと言っていいでしょう。RT適性もありそうで、それをコンバインの時などに直接OLコーチが指導して確認したんでしょうね。素行面についても最近のJAXのそっち方面の力の入れ方を考えれば全く問題ないんでしょう。
この指名によりCamの運命は決まりました。来年以降もLittle、Harrisonの若い有力な安いOTで揃えられるのはLawrenceにとってもいいことだと思います。来年あたりにオールインになるでしょうし活躍に期待します。
また2日目以降ですが、11個のピックがあります。まさかこれを馬鹿正直にロースターにも残らないような選手に使うなんてことは絶対あり得ません。2日目に大きなトレードアップが来るはずです。まだJAXが欲している1巡レベルの選手は残っていますしこの指名権をふんだんに使っていい選手を獲得してほしいですね。希望としては以下でしょうか。
TE
Michael Mayer、Darnell Washington、Sam LaPorta
IOL
O'Cyrus Torrence、Steve Avila、Cody Mauch
EDGE
BJ Ojulari、Adetomiwa Adebawore、Isaiah Foskey、Derick Hall、Keion White
CB
Joey Porter Jr.、Cam Smith、Tyrique Stevenson、Garrett Williams、Julius Brents、Kelee Ringo
S
Brian Branch、Antonio Johnson、Sydney Brown
特に赤字の選手は積極的に狙っていってほしいです。2日目の指名権自体は下位の2つとなっていますがとにかくスターターレベルの選手を確実に指名してもらいたいですね。最近のBaalkeには少し期待し始めているので手のひらをまた返させないように頑張ってもらいたいです。
急いで書いたので内容がまとまってなくてすみません…今日も素晴らしいドラフトに期待しましょう。