Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

Jaguars Note

意外と楽しみなUDFA

いよいよUDFAも確定し、90人のRosterもほぼ埋まりましたね。Justyn RossがKCと契約してしまったのは非常に悔しいし、メディカル的にいけるなら1枠くらい空けてほしかったですが、仕方ないですね…。昨年のDylan Mosesの件で怪我に対しては相当慎重になっているのでしょうか。

なお、ここからさらに2名追加されています。

UDFAともなるとなかなか情報が少なくスカスカな内容にはなりますが、少し調べてみましたが、何人かはRosterに残る可能性がありそうな選手もいそうですね。James Robinsonのようにチームを引っ張る存在が出ることはなかなかないとは思いますがリスクはないですし期待しても良いと思います。

会見にて

ドラフト後の会見ではBaalkeは

  • 人格者で怪我なく利用可能な選手
  • 少なくともPSのスポットを競える選手

というのをUDFAの大きなテーマとして掲げており、さらにその中でも「より大きく、スピードのある選手」を求めているとのことでした。去年はこの時期にUDFA契約者が少なかったことを記憶していますが、今年はしっかり契約してきたようで少し安心です。

そして、この記事を見てもらえればわかると思いますが、このテーマの通りとにかくサイズ、スピードなどの素材を重視した選手はやはり多いです。また、カレッジに5年以上在籍した選手が多く、ほとんどが最低でも23-24歳以上というところは気になりました。

QB

EJ Perry

College
Brown
Height
6-2
Weight
211
Age
-
Class
Sr.
247Sports
★★☆☆☆
Stats (Passing)
  G ATT COMP COMP% YDS TD INT
2019 10 418 251 60.0 2948 22 13
2020 - - - - - - -
2021 10 444 295 66.4% 3033 23 14

2021年Rushing:402ヤード、7TD

2017年にBoston Collegeに入学しレッドシャツで過ごした後、2018年はバックアップとして5試合に出場。その後出場機会を求めてBrown Universityへ転校。2019年には10試合に先発し、All-Ivy League 1st teamに選出。2020年にはCOVID-19の影響でプレーはせず。2021年に復帰し10試合に先発した。

デュアルスレットQB。

長所
スクランブルのスピード
頑丈なフレーム
Taysom Hill的な使い方ができる可能性がある
STでも起用できる可能性がある
East-West Shrine BowlのOffensive MVPを受賞
短所
手が小さく、ターンオーバーが多い
成功率の低いパスでも投げ捨てをしない
リリースが遅い
ミドルのコントロールが悪い
フットワークとメカニックに問題があり、安定したスローガできない

WR

Kevin Austin

College
Notre Dame
Height
6-2
Weight
200
Age
22.0
Class
Sr.
247Sports
★★★★☆
PFF Rank
126
Position Rank
20
予想指名巡
3-4巡
Stats (Recieving)
  G REC YDS YPR TD
2019 - - - - -
2020 2 1 18 18.0 0
2021 13 48 888 18.5 7

今回のUDFAでは1番のビッグネーム。2022ドラフトクラスでも有数のアスリートWR。

2019年にはチームルールの違反によりシーズンを全休。2020年には左足の手術を2回しておりシーズンの大半を欠場。2021年にまともに出場するとレシービングで888ヤードでチームをリード。また48レシーブのうち23レシーブを最後の5試合で記録しており、シーズン中にさらに成長していることが窺える。

長所
高さ、長いリーチ
高い運動能力、アップサイドの才能
ブロッカーとしても通用するフィジカル
ディープに対するボールトラッキングとボールスキル
シーズン中の成長
短所
キャリア通算わずか54レシーブ
2019年にチームルール違反により全休
2020年に左足を2度手術しシーズンの大半を欠場
ショート・ミドルのブレイクが遅い

Lujuan Winningham

College
Central Arkansas
Height
6-3
Weight
195
Class
Jr.
Stats (Recieving)
  G REC YDS YPR TD
2019 9 50 814 16.3 8
2020 9 37 522 14.1 12
2021 7 42 700 16.7 5

2019年:All-Southland Conference 1st team

2017年はレッドシャツで過ごし、2018年には10試合に出場も12レシーブ158ヤードにとどまった。2019年にはシーズン中に腕の骨折で離脱。FCSプレーオフで復帰。

また学業でも2020年にSLC Comissioner's Academic Honor Rollに選ばれている。

6-3、195lbsとサイズがあり競り合いにも強いが、40ヤードは4.64秒とスピードには欠ける。

TE

Gerrit Prince

College
UAB
Height
6-4
Weight
244
Class
RS Sr.
Stats (Recieving)
  G REC YDS YPR TD
2019 14 4 23 5.8 1
2020 8 9 102 11.3 4
2021 13 36 699 19.4 10

2021年:All-Conference USA 2nd team

元WRで短大を経てUABに入学しTEに転向。6-4、244lbsとTEとしては大きくない。スピードがあり縦に加速しディフェンスを振り切ることができる。ルートランニングもディフェンスを理解して行うことができ、高いフットボールIQを持っている。細身でありブロッキングは期待できない。

Grayson Gunter

College
Southern Miss
Height
6-5
Weight
247
Class
Sr.
247Sports
★★★☆☆
Stats (Recieving)
  G REC YDS YPR TD
2019 12 6 55 9.2 1
2020 10 8 93 11.6 0
2021 12 15 182 12.0 1

2016年にArkansas大学に入学。1年目から13試合に出場しSTとして先発出場。2017年のSophomoreをレッドシャツで過ごし、2018年に12試合中11試合に出場し2試合に先発。2020年にSouthern Missへ転校し2年間プレー。

特記事項なし。

OL

Nick Ford

College
Utah
Height
6-5
Weight
317
Age
22.6
Class
Jr.
247Sports
★★★☆☆
PFF Rank
262
Position Rank
9 (C)
予想指名巡
7巡
Stats
  G SACK QB HIT QB HURRIES
2019 14 3 3 16
2020 5 0 1 7
2021 14 0 4 6

2020年, 2021年:All-PAC-12 1st team

OLの全てのポジションで先発経験がある選手。40試合中、LT (1)、LG (9)、C (15)、RG (13)、RT (2)。

長所
OLの全てのポジションでプレーできる汎用性
ランプレー時の2ndレベルへの移動とアジャストがスムーズ
サイズの割に機敏で効果的なプルガードになる可能性がある
笛が鳴るまでハードにプレーする
短所
パスプロのテクニックは未熟
スナップのタイミングが遅れることがある
直立してプレーする傾向があり、足が止まってしまうことがある
それぞれのポジションの経験値が低い

Marcus Tatum

College
UCF
Height
6-6
Weight
300
Class
RS Sr.
247Sports
★★★☆☆

Tennessee大学に入学し、4年間所属し主にバックアップOTを務め、2020年にUCFに転校、2021年には全ての試合に先発出場した。パスプロテクション、プルなどは得意だが、ランブロッキングは苦手な選手。

その他特に情報なし

Denzal Okafor

College
Texas
Height
6-4
Weight
322
Age
24.7
Class
Sr.
247Sports
★★★★☆

2016年に入学しSTとして出場、2017年には12試合に出場し4試合に先発。STとRT、LG、LTとして出場。2018年はレッドシャツで過ごし、2019年にも主にSTでプレー。2020年には9試合全てでRGとして先発。2021年には5試合をLGとして先発出場。足の怪我によりそれ以降の試合を欠場。

様々なポジションをこなしてきた汎用性があり、ランブロッカーとして効果的なサイズ、強さ、素早いフットワークをもつ。

その他特記事項なし。

DT

Israel Antwine

College
Oklahoma State
Height
6-3
Weight
310
Class
Sr.
247Sports
★★★☆☆
Stats
  G TKL TFL SACK QB HIT QB HURRIES PD FF
2019 10 25 4 2.5 4 - 0 0
2020 11 20 5 0.5 1 - 0 1
2021 13 20 4 3.0 2 - 0 0

2018年に地元のOklahoma StateにCommitしたもののその後Coloradoへ入学。1年目から12試合出場、11試合に先発、15タックル、1.5TFL、2QB Hurriesを記録。翌年の2019年にOklahoma Stateへ転校し10試合に出場、9試合に先発。その後も2021年まで先発DTとして出場。

また学業も優秀のようで2020年にAcademic All-Big 12 1st team、2021年にAcademic All-Big 12 2nd teamに選出されている。

DE

De'Shaan Dixon

College
Norfolk State
Height
6-5
Weight
260
Age
23.4
Class
RS Sr.

2017年にNorfolk Stateに入学。1年目の最初はレッドシャツで過ごしたが、秋にバックアップとして8試合に出場。2018年には11試合に出場、4試合に先発。2019年にスターターに昇格しAll-Mid-Eastern Ahletic Conference 3rd teamに選出。2020年秋〜2021年春にはCOVID-19の影響で出場していない。

長所
腕の長さ、体格
テクニックを磨けば大きく伸びる基礎体力
Shrine Bowlではパスラッシュの改善が見られた
笛がなるまでボールを追い続ける
短所
手の置き方やタイミングが悪い
ブロックへのアタックが弱い

LB

Grant Morgan

College
Arkansas
Height
5-11
Weight
235
Age
24.3
Class
RS Sr.
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 12 39 3 1 0 0 0
2020 9 111 7.5 2 1 6 0
2021 13 101 7 0.5 1 4 0

ウォークオンとして2016年に入学、レッドシャツで過ごした後、2018年からプレー。2020年からスターターに定着。2021年には13試合全てに先発出場し、ウォークオンでキャリアを開始した選手の中で最も活躍した選手に送られるBurlsworthトロフィーを獲得。また、リーダーシップに主眼を置いた賞であるJason Witten Collegiate Man of the Yearのファイナリストにも選ばれた。

プレイヤーとしては、ランをリードするのが早く、アジリティとスピードに優れる。またカバレッジではゾーンに素早くスムーズに下がることができる。体格には恵まれないもののトラフィックの中でボールを見つける直感があり同時にインテリジェンスも兼ね備える。一方で、背が低くLOS付近でブロッカーにやられやすい、オープンフィールドでバランスを崩すことが多い、などの欠点がある、と。

CB

Shabari Davis

College
Southeast Missouri State
Height
6-0
Weight
193
Age
21.6
Class
Sr.
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 13 25 0 0 1 6 1
2020 8 23 1 0 2 6 0
2021 9 21 1 0 1 5 0

高校時代はQB、DBとしてプレー。短大に1年間所属の後、Southern Missouri Stateに入学。2020年にスターターに定着。

入学時よりパントリターナーとして出場し、2019年に1TDを記録。2020年にはパントリターナーとしてAll-Ohio Valley Conference 2nd teamに選出。2019年からキッキングリターナーとしても出場。2021年には1TD、平均35.7ヤードと好記録。

Josh Thompson

College
Texas
Height
5-11
Weight
194
Age
23.5
Class
RS Sr.
247Sports
★★★★☆
PFF Rank
266
Position Rank
32
予想指名巡
7巡
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 4 12 1.5 0 0 1 0
2020 10 28 3 0 0 0 0
2021 9 34 1 0 1 2 0

ドラフト前からJAXが興味を持っていた選手。2017年にはST要員としてプレー、2018年にスロットCBとして13試合に出場し3試合に先発、2019年には足の骨折でシーズンエンドとなりレッドシャツへ。2020年に復帰し全10試合に先発出場。2021年には9試合に先発しチームキャプテンにも任命され、シニアボウル、コンバイン招待の権利を得たが、シーズン終盤は腓骨骨折により欠場となった。

プロデイではVertical Jump 37.5、Broad Jump 127、20 Yard Shuttle 4.13s、3-Corn 6.843s、Bench Press 18repsを記録。

長所
投げられたボールに対して反応が良い
アグレッシブなタックラー
フィジカルなランサポーター
短所
腕でタックルしがち
腰を開くのが早く、ダブルムーブに対応できない
足首と腰が硬く、方向転換が自然にできない

Benjie Franklin

College
Tarleton State
Height
6-0
Weight
185
Age
-
Class
Sr.
247Sports
★★★☆☆
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 12 38 0 0 4 11 0
2020 8 29 1.5 0 1 7 0
2021 9 36 0 0 3 9 0

Navarro Collegeで2年間プレーし2018年にはDefensive Player of the Yearに選出。2019年にTarleton Stateに転校しスターターとしてプレー。D2CCA All-Region 2nd team、All-LSC 2nd teamに選出。その後もスターターとしてプレーし、3年間で8INTを記録。

Joshua Flowers

College
Winston-Salem State
Height
6-3
Weight
193
Age
-
Class
Sr.
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 10 32 - - 4 6 -
2020 - - - - - - -
2021 8 30 0 0 1 4 0

Long Island University-Postでキャリアを開始し2年間プレー。All-NE-10 2nd teamなどに選出されたが、個人的な事情でWinston-Salem Stateに転校し2018年はシーズン全休。2019年に全10試合に先発し4INTを記録しAll-CIAA 2nd teamに選出。2020年はCOVID-19により全休。2021年に8試合に出場した。

Eugene Ford

College
Hawaii
Height
6-2
Weight
210
Age
-
Class
Sr.
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 15 55 2 1 0 4 1
2020 2 5 0 0 2 2 0
2021 13 60 1.5 0 0 0 1

高校ではWR、DBでプレー。2017年に入学し、12試合に出場、6試合に先発。2018年には14試合に出場、10試合に先発。うち8試合はCB、2試合はSとして出場。2019年にはSとスロットCBで出場。2020年にはチームキャプテンに任命され、開幕戦で2INTの活躍を見せるも2戦目で怪我を負ってシーズンエンド。

S

Sean Mahone

College
West Virginia
Height
5-11
Weight
200
Age
-
Class
RS Sr.
247Sports
★★★☆☆
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 12 80 5 2 1 2 1
2020 10 54 2 0 1 5 0
2021 13 82 4 0.5 2 4 1

2016年にCBとして入学しレッドシャツで過ごし、2017年、2018年には主にSTで起用。2019年春にSにコンバートすると同年スターターに昇格。その後もスターターとしてプレーし計6年間の在籍で55試合に出場、35試合に先発した。

2017-2021年にAcademic All~Big 12 1st team、2020年にCoSIDA Academic All-American 2nd team、2021年にWilliam Campbell Trophy Finalist (Academic Heisman)に選出されるなど学業でも優秀な成績を修めている。

K

Andrew Mevis

College
Iowa State
Height
5-11
Weight
205
Age
23.6
Class
Sr.
247Sports
★★★☆☆
PFF Rank
289
Position Rank
3
予想指名巡
-
Stats
  G TKL TFL SACK INT PD FF
2019 15 38 1 0 6 21 0
2020 7 27 2.5 0 0 5 1
2021 3 8 3.5 0 0 0 1

Forham大学でキャリアをスタートさせ、3シーズンをプレー。2020年にはCOVID-19の影響で全休となり、2021年にIowa Stateへ転校。それまではキッカーとパンターを兼任していたが、Iowa Stateでは序盤はキッカー専任となり、シーズン中盤からパントも担当した。2021年のスタッツはエクストラポイントは32/32、FGは20/23で87.0%、最長54ヤードで50ヤード以上のキックは2/2で成功している。キックオフではタッチバック率は69.6%。Senior Bowlにも招待されましたが、試合では24ヤードのFGを失敗。エクストラポイントは2/2。

FGのみならずキックオフもこなせるが、フルタイムでこなすにはキックオフにもっとパワーが必要。緊急時にはパンターの穴埋めも可能。キックオフではエンドゾーン後方ではなく常にゴールライン付近を通過。キックオフのハングタイムは平均的。キックオフの種類としてはスクイブ、モルタル、オンサイドも一通りこなせる。

youtu.be

感想

上にも書いたように基本的には素材枠で、ほとんどRosterに残る選手はいないと思います。中でも残る可能性が高いと思われるのは、WR Kevin Austin Jr.、 OL Nick Ford、CB Josh Thompson、K Andrew Mevisあたりでしょうか。特にAustinは求めていたサイズ、スピードを備えたXタイプWRなので、是非とも覚醒してほしいです。また、Mevisに関してもそれなりに実績もあり50ヤード以上のFGもしっかり決めているKなので、今の頼りなさすぎるK陣を蹴散らして残ってほしいですね。

ルーキーミニキャンプが5/13-14とのことなのでそれまで楽しみにしてみようと思います。