Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

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プレシーズンWeek 2 (vs PIT)

プレシーズン2戦目が終わりました。やっぱり昨年と比較すれば圧倒的にいい状態なのですが、課題もだんだんはっきりしてきましたね。若いチームなのでシーズン中にも成長して良くなってくれればいいですが。ということで色々振り返っていきます。

まずは試合前の情報を。

Roster Move

8/18
DL Malcom Brownをリリース

昨年FAで獲得し、スターターとしてプレーしていたBrownをリリースしました。これで3.0Mのキャップスペースが空くようです。Pedersonによれば若手が台頭していることが理由のようです。ロッカールームではいい働きをしていたので難しい判断だったとも言っていますね。若手というのは昨年ドラフト4巡のJay Tufele、今年のUDFAのIsrael Antwineのことのようですが、確かにキャンプ中その二人の名前はちらほら(特にAntwine)出ていました。思えばBrownのことは怪我のこと以外は不自然なくらい情報ありませんでしたね。チームドリルでも3rdチームとかで練習してたんじゃなかったかな。AntwineはかなりのパワーがありNTとしては今後に期待できそうではありますが、Tufeleにはあまりいい印象が…。どちらにしてもHamiltonの控えとしては不安が残ります。

それと同時に先日KCと契約したUFADanny Sheltonとも実はコンタクトをとっていたという情報もあり、もしかしたら今後FAでの補強はあるのかもしれません。しかしそれでもキャップスペースはあまりないですし、現地で少し噂になっているNdamukong Suhは流石にないかと思います。どこかでカットされた選手を拾ってきたりもあるのかもしれませんね。

ポジション争い

各ポジションで争っていますが、とりあえず試合前までの情報を。試合のことは下に書きます。

RT

Jawaan TaylorWalker Littleの争いにはまだ決着がつかないようです。直前までもつれ込みそうです。

LG

最初はしばらくTyler ShatleyがLGのスターターとなっていましたが、前回の試合後あたりからBen Bartchが1stチームでのrepを増やしていました。確かにShatleyはあまりよくなかったですからね。

WR6

Laquon Treadwellが固いと思っていましたが、キャンプ中からTim JonesJeff Cotton Jr.の評価が上がってきているのでどうなるか。

K

現在Roster上にはRyan Santosoしかおらず、練習では好調のようでした。今回の試合次第ではスターター定着、あるいは他からまた引っ張ってきて競争させることはありそうです。

怪我人

前回足首の怪我で欠場していたChristian Kirkが今回復帰となっています。

その他はDarious WilliamsJames RobinsonDevin LloydBadara TraoreWill Richardson Jr.がそれぞれ怪我で欠場していますが、少なくとも前3人は順調な経過のようです。

また試合直前にShaquill Griffinが背中の怪我?で欠場しています。心配ですね。

プレシーズンWeek 2(15-16)

POINT

よかったところ

  • 3rdダウンコンバージョンが改善
  • ランディフェンス
  • DLのパスラッシュ

悪かったところ・改善点

  • Lawrenceのスロースタート
  • ランオフェンス(OLのランブロック)
  • RZオフェンス
  • 2ミニッツディフェンス
  • キッカー問題

全体的に

先日Pedersonから話があったように、前半はフルでスターターが出ることになりました。ちなみにディフェンスは3Qの最初のシリーズも出ていますが、それは前半最後の2ミニッツディフェンスが酷かったからみたいです。確かにあれでは終われませんよね…

ちなみにPITはスナップ数は限られていたもののT.J. Watt含めスターターが出ていたようです。Najee Harrisは出てなかったようですね。途中で2ndチームになっていたようなのですが、そこからも決め切れていなかったのでその点は不安が残ります。またPITのOLは相当ひどいとのことでパスラッシュが押せていたことはあまり参考にならないかもしれません。

そして最後はお互い3rdチームではあるもののあの最後の流れ(INT→TDドライブからの最後FG失敗で終了)はまずいよなと思いました。プレなので結果はいいんですが、この感じは昨年のJAXを思い出させられる気がして不安になりました。

オフェンス

スターター
QB
Trevor Lawrence
RB
Travis EtienneSnoop Conner
WR
Zay JonesMarvin JonesChristian Kirk
TE
Evan EngramChris Manhertz
LT
Cam Robinson
LG
Ben Bartch
C
Luke Fortner
RG
Brandon Scherff
RT
Jawaan Taylor / Walker Little

オフェンスは前回の試合から引き続き悪くなかったと思います。特にKirkが出たことで目に見えて3rdダウンコンバージョンの成功率が上がっていたのはよかったです。しかし、RZは相変わらず大きな課題でしょう。前回から特に改善はなかったようです。ここはプレイコールの問題が大きいと思うのでPederson、OCのPress Taylorを中心に引き続き頑張ってほしいです。PHI時代はそんなにRZオフェンスが苦手という印象はありませんでしたし、なんとかならないでしょうか。開幕までに簡単に直る問題ではなさそうですね…

QB
    ATT COMP COMP% YDS YPA TD INT
#16 Trevor Lawrence 21 14 66.7% 133 6.3 0 0
#3 C.J. Beathard 10 6 60.0% 52 5.2 0 0
#4 EJ Perry 11 6 54.5% 92 8.4 0 1

まずLawrenceですが、最初のシリーズでのパス精度の低さ(Zay Jonesへの逆リード、3rdDのKirkへのパスなど)が目立ちました。毎回立ち上がりが悪いのでそこは改善してほしいです。その後の第2Qの残り12分、8分のディフェンダーの頭上を通すパスは素晴らしかったです。あれがたまたまINTされなかったのか素晴らしいパスなのかというのはSNS上でも少し議論されていましたが、僕はそのディフェンダーの位置も見越した素晴らしいパスだったと思っています。逆にあれがINTされるようならディフェンスを褒めるしかないんじゃないかと。あとはブリッツなどのプレッシャーに対する反応も落ち着いていてよかったですね。

Beathardは、3&outは多かったもののラッシングTDもとってますし大きなミスもなかったとは思います。それ以上は特にないです。

Perryにとっては苦いデビュー戦になってしまいました。最初のドライブは調子がよく、Tim Jonesへのビッグゲインになったパスはしっかり投げ込めていてよかったと思います。その後の2nd&5でのプレーアクションのパスでCottonに決まっていれば完璧なドライブでした。しかしそのミスで糸が切れてしまったのか直後のプレーであまりにも不用意なパスであわやPick 6。ルーキー初試合で目の前にディフェンダーも迫っていたため焦ってしまったのでしょう。エンドゾーンCottonがワイドオープンだっただけに惜しいプレーでした。その後のドライブでは苦戦しながらも3&12でKevin Austin Jr.にナイスパスを通しましたがその後のプレーでAustinがワイドオープンでドロップ…それでもめげずにCottonへのパスで1stダウンは更新しましたが…そこからは進めず。結果は残念でしたが、全体を通すとよかったのではないでしょうか。Lutonと比べると精度、ボールのスピード等明らかに上だったと思います。現状の3番手としては十分かと。Rosterに残るのはおそらく無理だと思いますが、他チームにとられなければPSとして残して来年以降2番手争いをしてほしいです。

RB
    Rushing Recieving
ATT YDS YPA TD TGT REC YDS YPA TD
#  1 Travis Etienne 8 29 3.6 0 0 0 0 0 0
#24 Snoop Conner 7 19 2.7 0 2 1 10 10.0 0
#23 Ryquell Armstead 4 7 1.8 0 1 1 6 6.0 0
#36 Mekhi Sargent 6 12 2.0 0 1 0 0 0 0

RBのスタッツはあまり芳しくはないです。これはRBの技量というよりも後述のOLの力が大きいように思います。ただそんな中でEtienneは前回に引き続き光るものを見せてくれました。スタッツはご覧の通りですが、彼の29ラッシングヤードのうち、27ヤードがコンタクト後のようです。つまり、ランブロックが悪い中で個人技でここまで伸ばしているということだと思います。今後そこが改善されれば今シーズン爆発してくれそうです。NOのAlvin Kamaraみたいになってくれたらいいなぁとか思っています。

その他の選手については特にありません。ArmsteadSargentのどちらかは残るかもしれませんが、ここはまだ優劣つけがたいかと思います。

WR, TE
    TGT REC YDS YPR TD
#13 Christian Kirk 8 5 54 10.8 0
#  7 Zay Jones 2 1 12 12.0 0
#11 Marvin Jones Jr. 4 3 40 13.3 0
#18 Laquon Treadwell 2 1 7 7.0 0
#39 Jamal Agnew 1 1 6 6.0 0
#10 Laviska Shenault 1 1 6 6.0 0
#83 Tim Jones 5 5 70 14.0 0
#88 Jeff Cotton 4 1 14 14.0 0
#80 Kevin Austin Jr. 2 1 21 21.0 0
#84 Chris Manhertz 1 1 3 3.0 0
#17 Evan Engram 1 1 2 2.0 0
#85 Dan Arnold 3 2 22 11.0 0
#86 Gerrit Prince 1 1 4 4.0 0

Kirkはさすが高いお金を出しているだけあってしっかりフリーになってくれます。だいぶ彼をターゲットにしていたようですが、初戦ということもあって彼に集めていたのでしょうか。

Marvin Jonesは相変わらず頼りになりますね。ランブロックもいいです。Jamal Agnewはわずか2スナップではありますが復帰したので来週にはさらに出番が増えそうです。

あと目立ったのはTim Jonesですね。ターゲット時の成功率は100%で幾つかいいキャッチもありました。TreadwellとのRoster争いは最後までわからなそうです。
DUFAの星Austinはナイスキャッチを見せたと思った直後にしっかりドロップしてくれました。やっぱり厳しいですね。身体能力は高いだけに惜しい…PSには残したいです。

困ったのがShenault。わずか10スナップしか出ておらず、ターゲットも1回のみ。怪我から回復したばかりだからならいいですが、そうでなければ完全に干されてる状態です。このままだとRosterに残らない可能性すらあるかもしれません。それかトレードでしょうか。とても好きな選手だけになんとか復活してほしいですが現在のJAXのシステムとも合っていないとの話もありどうなるのでしょう。

TE陣は今回は目立ちませんでした。

OL

RTはTaylorLittleがシリーズで交互に出ていました。Taylorは最初のシリーズではTJ Watt相手に十分よくやっていたと思います。Littleはあっさりサックを許してしまいました。Taylorが想像以上に悪くないので、このままだとやはりTaylorかな。

LGはBartchが務めましたがやはりいいとは言えない出来だったかなぁと思います。ただShatleyは完全に2ndチームのCとして出ていたのでこのままBartchになるのではないかと思います。

全体としてはパスプロは頑張っていました。Lawrenceの機動力に助けられた部分はありますが…むしろ問題はランブロックです。Scherffはさすがという感じですが、それ以外は相当苦戦していました。ここはOLコーチはじめコーチ陣の力でレギュラーシーズンまでに改善してほしいところかなぁと思います。

ディフェンス

スターター
NT
Davon Hamilton
DT
Roy Robertson-HarrisFolorunso Fatukasi
ILB
Foyesade OluokunChad Muma
OLB
Travon WalkerJosh Allen
CB
Chris ClaybrooksTyson Campbell
Nickel
Tre Herndon
S
Rayshawn JenkinsAndre Cisco
フロント7

まずランディフェンスはかなりよかったです。特にFatukasiの存在は大きいように思います。LOSを割ることも多く頼りになりますね。怪我してしまったのだけ心配ですが…Hamiltonも基本的に押されずに戦えていたと思います。

パスラッシュは相手OLが良くないこともあり基本的にかかっていました。特にパスシチュエーションでのKeySmootインサイドラッシュもよくかかっていたと思います。Keyは間違いなく今オフの補強で一番の成功でしょう。また今回の試合ではWalkerインサイドにセットさせたりしていました。カレッジではこういった使い方もよくされていたと思うので色々試してもらいたいです。

Walkerですが、キャンプでの1 on 1の時も思ったのですが、やはり前評判通りテクニックはかなり未熟な印象です。パワーとスピードで圧倒することはできるもののラッシュのパターンが同じなため一度捉えられるとずっと捕まっている気がします。先輩方から色々教わってくれるといいですが、このままでは2桁サックは厳しい印象でした。

今回の試合ではブリッツはあまり入れておらず、DLのみで基本的にプレッシャーをかけていました。Caldwellは現TB HCのTodd Bowlesの下で働いており、TBではLBが多彩なブリッツでプレッシャーをかけていたので同様にブリッツをたくさん入れるのかと思っていましたが、現段階ではDLだけでどこまでできるか試しているのでしょうか。Lloydが今後加わることでさらにブリッツも増えてプレッシャーはかかるようになるのかな。楽しみです。

カバレッジについてはLBのゾーンを狙われることが多かったです。Oluokunも通されていましたし、QBがPickettになってからは特にQuartermanのところを狙われていたように思います。マンツーマンでやられたのは2ミニッツのTDくらいでしょうか。特にタイミングの早いパスには対応できていなかった感じがします。ここは練習で改善するところな気はするので来週に期待です。

セカンダリ

GriffinWilliamsが欠けていた影響は大きかったように思います。特にHerndonClaybrooksにはDiontae JohnsonChase ClaypoolなどリーグトップレベルのWRの相手は荷が重かったようです。あとは控えになってからはさらに通されていました。その中ではXavier Crawfordはそこまで悪くなかったでしょうか。

前半2ミニッツディフェンス

全体的に1stチームのディフェンスはよかったのですが、前半の2ミニッツディフェンスだけは酷くやられました。ルーキーQBのKenny PickettがよかったのもあるんでしょうがAFCで戦っていく以上アホみたいに強いQBばかりなので言い訳はできません。Claybrooksがマンツーマンで負け、Oluokunのゾーンの裏を取られ、その後Diontae JohnsonのTDとサクサク進まれてしまいました。これは反則で取り消しになったもののCampbellがマンツーマンで完全に負けていたのはショックでした。最後のTDはMumaのマンツーマンですが、これはコール負けだと思うので仕方ないと思います。

全てタイミングの早いパスだったのでプレッシャーがかかる前に投げられていました。現在のJAXディフェンスはこういう攻撃には弱いかもしれません。ここがGriffinWilliamsの復帰によってどこまで改善するかというのは気になるところです。LBのパスカバーについても修正が必要のように思います。その後のシリーズについては特にCampbellが落ち着いていましたし、Pickensへのハードタックルも素晴らしかったです。

ST

練習ではそれなりに調子が上がっていたようですが、やはりキッカー問題は解決しないようです。キックオフに関しては飛距離は十分で言うことないですが、FG成功率が2/4、50ヤード台は1/3。しかも今回決めれば勝利というところで残念な外し方。ここで決められるキッカーがほしい。おそらく今後再度waiverなどで選手と契約して競わせることになるとは思います。しかし残念ながら開幕までに解決することはないように思います…

リターナーについてもAgnewの復帰が待たれます。Shenaultリターナーとしてはダメそうですね…最初のマフったのはもちろん、その後のリターンでもあまりスピードはなくやる気を感じられませんでした。Willie Johnsonについても前回のリターンTD(反則で取り消し)はよかったもののセーフティ後のパントリターンのマフ、キックオフリターンのファンブルはダメです。

まとめ

少しずつですが、リーグで戦えるレベルにはなってきたようには思います。上で書いた反省点に関しては次のATL戦に改善が見られるといいですね。その前に合同練習もありますしレベルアップしてくれることを期待します。あとは怪我人が早く回復すること、新たな怪我人が出ないこと。これが一番大事だと思いますが、これは祈るしかないですね。

更新が遅くなった上に無駄に長くなってしまいました…次からもう少し簡潔にまとめられるように頑張ります。

今後の予定

8/24 (AM5時)
85→80人へカット
8/28 (AM4時)
プレシーズンWeek 3 (at ATL)
8/31 (AM5時)
80→53人へカット
9/1 (AM1時)
PS契約
9/12 (AM2時)
レギュラーシーズンWeek 1 (at WAS)