コーチングスタッフも残りわずかとなってきました。だんだんやっつけになってきましたが今週中にはおわらせたいです。
Bil Shuey 47歳
選手時代
高校時代はレスリングに打ち込み、高校卒業後、West Virginia大学に1年間通い、その後Slippery Rock大学へ進学。そこでフットボールをプレー、スポーツマネジメントの学位を取得して卒業。
1996年〜1999年はセミプロフットボールをプレー。最初の2年はGrassroots Football LeageのPittsburgh Colts、次の2年はColonial Football AllianceのLehigh Valley Panthersでプレー。
コーチ時代
上記の選手生活終了後にPHIのMarketing internとして働いた後に、2000年にはTraining Camp Assistantとして戻ってきた。翌年には HC Andy Reidから直接仕事のオファーがあり、正式にコーチングスタッフに。その後しばらくQuality Control Coachとして過ごしていたが2008年にはLBコーチを任された。2009年〜2010年には当時Offensive Quality Control Coachとして在籍していたPedersonとともに過ごしている。
2010年シーズン終了後に解雇、翌2011年はコーチ業を休業。
2012年にWest Chester大学でコーチング業復帰、その後Widener大学に移動。
Widener大学では、2014年にはランディフェンス全米2位、INTとTFLで3位、1試合あたりの被ラッシングヤードが68ヤード、シーズン通してラッシングTD 7回のみの優秀な成績を残し、12勝1敗の成績で全米総合ランキング10位となった。2015年にはトータルディフェンスで全米7位、サックとTFLで3位、パスディフェンスで6位、3rdDコンバージョンで4位、2016年には1試合あたりの被ラッシングヤード67.9ヤードで全米4位、サック数で10位。2017年にはディフェンスタッチダウン全米トップ、1試合あたりのサック数3.5で第9位、3人のディフェンダーがAll-Americaに選出された。
2012年〜2017年までカレッジで過ごした後、2018年にCHIのDefensive Quality Control CoachとしてNFLに復帰。
2019年にはPass Rush Analyst、アシスタントLBコーチとなり、1試合あたりの被ラッシングヤード 102.0とリーグ9位を記録。Khalil Mackが8.5サックでPro Bowl選出。
2020年にはLB Roquan Smithが4サック、18TFL、7PD、6QB Hit、139タックルでAll-Pro 2nd Teamに選出、18TFLは全ディフェンス選手でトップであった。
2021年にOLBコーチに昇格。EDGE Robert QuinnがCHIのシーズン記録である18.5サックを達成するのに貢献。同選手はPro Bowl、All-Pro 2nd Teamに選出。
2021年にHC Matt Nagyが解雇され、新HCの下で残留せずに解雇。JAXへ。
所属チーム | 役職 | |
---|---|---|
2000 | PHI | Training Camp Assistant |
2001-2002 | PHI | Training Camp Coordinator/Assistant to HC |
2003-2006 | PHI | Offensive Quality Control Coach |
2007 | PHI | Defensive Quality Control Coach |
2008-2010 | PHI | LB Coach |
2012-2013 | West Chester | LB Coach |
2014-2017 | Widener | Assistant HC/DC/co-STC/Secondary Coach/Recruiting Coordinator |
2018 | CHI | Defensive Quality Control Coach |
2019-2020 | CHI | Pass Rush Analyst/Assistant LB Coach |
2021 | CHI | OLB Coach |
コーチとして
メインの実績は2014-2017年のWidener大学と2019〜2021年のCHIでのもの。Widener大学での評判からCHIが彼を雇用したのか。個人の成績としてはKhalil Mack、Roquan Smith、Robert Quinnなどが躍動していたが、チーム成績としては下記の通り。
※PFRより
Rushing Yards | Rushing TD | Rushing Yard/Attempt | QB Hurries (%) | QB Knockdowns (%) | Sack | QB Pressure (%) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 1632 (9) | 16 (26) | 3.9 (4-T) | 12.9 (4) | 7.9 (14) | 32 (24) | 25.2 (8) |
2020 | 1814 (18) | 11 (2-T) | 4.1 (8-T) | 8.0 (25) | 9.7 (16) | 35 (17) | 22.4 (21-T) |
2021 | 2127 (23-T) | 14 (11-T) | 4.4 (18-T) | 8.4 (28) | 6.5 (30) | 49 (4) | 23.1 (23) |
初年度はサック数こそ少ないもののQBには十分プレッシャーを与えることができていたが、その後の2年は停滞気味。まぁ去年に関してはKhalil Mackが怪我でいなくなってしまったのはかなり大きいのかと。
現地の反応、個人的な感想
割と現地の反応は良さげ。実はPedersonやCaldwellと接点があるのも今回の採用の理由なのかな。CaldwellがDCとなってさらにアグレッシブにQBへのプレッシャーをかけにいくことが予想されるのでOLBは特に重要になってくると思います。3-4のOLBの指導はDLコーチなのかOLBコーチなのかわかりませんが、OLBコーチだとするとJosh Allen、K'Lavon Chaissonなどの成長がかかってきます。特にChaissonについては去年全然機能しませんでしたし、今年ダメなら完全なバストとなってしまうのでなんとか救済してほしいです。