スタッフも残りわずかになってきました。なんかまた新規スタッフがリークされたりしてますがそれはまた追ってですね。今日はセーフティコーチについてです。
Cody Grimm (Cody James Grimm) 34歳
選手時代
高校時代はフットボールはOLBとしてプレー、またラクロスでも活躍。
高校卒業後はVirginia Techに進学し1年目をレッドシャツで過ごし、FreshmanでSTのスターターとなった。SophomoreでWhip LB(SとLBの間的な?)として出場。SeniorではOLBのスターターに。7回のFFで全米トップ、106タックル、12.5TFL、4サックでAll-ACC 1st teamとAP All-America 3rd teamに選出。
2010年のNFLドラフトで7巡(全体210位)でTBにSとして指名された。その年の最終ロースターに残り、薬物乱用規定違反により1年間出場停止処分を受けたTanard Jacksonに代わってFSのスターターとして出場。同年のCIN戦で初INTを記録。しかしBAL戦で左腓骨骨折を負いシーズンエンド。
2011年には先発FSとして登録されるもATL戦でチームメイトと衝突、右膝のACL負傷によりシーズンエンド。
2012年は怪我から復帰するもバックアップS、STとしての出場に留まった。
2013年オフに公衆酩酊の罪で逮捕、その後トラブルを起こさないことを前提に猶予処分を受けたが、同オフに再度同様の罪で逮捕。そのまま解雇となり実質引退へ。
キャリア通算で23試合に出場、12試合に先発、62タックル、3PD、2INT、Pick-6を一度記録。
コーチ時代
所属チーム | 役職 | |
---|---|---|
2014-2018 | Virginia Tech | Defensive Quality Control Coach |
2019-2021 | TB | Defensive/ST Assistant |
コーチとして
2014年に母校であるVirginia Techでコーチ業を開始。Defensive Quality Control Coach (DQCC)を務めた。
2019年にはTBでDefensive/ST Assistantとして主に1年目、2年目の選手で構成されるセカンダリーユニットを補佐し、ユニットとして68PD、8INTを記録しいずれも2年目以下の選手の中でNFL全チームをリードした。
2020年にはSコーチのNick Raponeを補佐しAntonie Winfield Jr.を育成しPFWA All -Rookieに選出。また2020年9月のDefensive Rookie of the Monthにも選ばれた。彼は75回以上のタックルと3回以上のサックを記録した唯一のDBとしてJamaal Adamsと並んだ。
TBのパスディフェンスの成績 ()内はNFL内の順位 ※PFRより
失点 | Comp% | Passing Yards | Passing TD | PD | INT | QB rating | Takeaway | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2019 | 449 (29) | 61.4 (8) | 4322 (30) | 30 (25-T) | 96 (1) | 12 (17-T) | 90.0 (17-T) | 28 (5) |
2020 | 355 (8) | 69.0 (29) | 3945 (21) | 29 (20-T) | 70 (14) | 15 (7-T) | 94.3 (18) | 25 (5) |
2021 | 353 (5) | 65.4 (15-T) | 4062 (21) | 26 (13-T) | 85 (3) | 17 (8-T) | 85.6 (8) | 29 (5) |
現地の反応、個人的な感想
TBからDCのMike Caldwellが引き抜いてきたと思われる人。現地で批判的な意見はあまりなさそう。選手としては7巡指名からスターターの座を掴みかけたところで怪我に泣いてそこから復活できず苦労してきた一方、酒関連で逮捕されてそのまま解雇とちょっと人格的には問題がある人なのかもしれない。まぁでもCaldwellが連れてきた人なのでそこは信用することにします。
NFLのコーチとしては3年と経験は浅く、アシスタントのためどこまで関与しているかはわからないものの、TBの優秀なセカンダリーを指導してきたという点では評価できるところだと思う。Jenkinsはまぁスターターなんでしょうがあまり自分としては評価していないので置いておいて、CiscoやDaniel Thomasの出番が増えるのではないかと思うのでTBのセーフティレベルに育ってほしいです。特にCiscoは怪我さえなければPro Bowlレベルも夢ではないと期待しているのでこの1年飛躍の年にしていただきたいですね。
それ以上はあまり言及するところはなし。だんだん書くこともなくなってきました。もっと人柄とかについての記事があればいいんですが、あんまり見つからないですね…。