Jaguars Note

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新STC

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連日コーチングスタッフがどんどん発表されますね。もともとの知識もないので調べるのが追いつかないです…
今日はSpecial Teams Coordinatorが発表されたのでそれについてまとめていきます。

 

 

Heath Farwell (Heath Charles Farwell) 40歳

選手時代

CaliforniaのCorona High Schoolに通い、フットボール、バスケットボール、陸上で優秀な成績をおさめ、彼の背番号は2014年に同校の永久欠番となった。

2000年にSan Jose State Universityでプレーした後、San Diego State Universityに転校した。2001年シーズンはNCAAの移籍規定により欠場し、2002年にSophomoreとしてデビューし、59タックル、3サック、10回のTFLを記録し、対UCLA戦ではシーズンベストの8タックルを記録した。翌年はOLBとして6試合に出場し、52タックルと3.5サックを記録。Seniorでは全11試合に先発出場し、チーム3位の69タックル、チームベストの7サック、2INT、4FFを記録した。最終的にSan Diego State Universityで3シーズン、180タックル、13.5サック、9FFを記録し、大学でのキャリアを終えた。

2005年にドラフトエントリーするも選ばれず、UDFAとしてMINと契約。2006年にはチームのSTのMVPに選ばれ、2010年にはSTのスターターとしてPro Bowlに選出された。2011年にMINより放出され、SEAと契約。2012年以降はSTのキャプテンとして活躍し2013年にSB制覇を経験。その後負傷もありSEAを解雇されそのまま引退。

コーチ時代

2016年8月16日、2011~14年の4年の間にSTのキャプテンを2度務めたSEAにAssistant Special Teams Coordinatorとして復帰し、コーチ業を開始した。2018年CARで同役職をこなした後、2019年にBUFにSTCとして抜擢され、2021年まで継続。

  所属チーム 役職
2016 SEA Asst STC
2017 SEA Asst STC
2018 CAR Asst STC
2019 BUF STC
2020 BUF STC
2021 BUF STC

 

STCとしての成績

STCの評価についてはRick GosselinのSTランキングというのが最もメジャーな指標のようです。32チームが22のキッキングゲームカテゴリーでランキングされ、その順位に応じて1位が最高、32位が最低というようにポイントが割り振られます。最終的に総合スコアが算出され、ランキングがつくられます。Farwellが関わったチームの成績は下記の通り。

  チーム 総合 カテゴリー
2016 SEA 3  
2017 SEA 12  
2018 CAR 23  
2019 BUF 12 キックリターン 5位
キックオフ後のスタート位置 1位
敵陣20ヤード以内のパントの回数 4位
相手のFG成功率 1位
ペナルティ回数 1位
2020 BUF 8 キックリターン 1位
パントリターン 4位
キックカバー 3位
キックオフ後のスタート位置 2位
パント距離 1位
NET PUNTING(パント距離ーリターン距離) 5位
2021 BUF 8 キックカバー 3位
パントカバー 2位
キックオフ後のスタート位置 3位
相手のキックオフ後のスタート位置 2位
EXP成功率 1位タイ
キックブロック 3位タイ
Takeaways 1位
2021 JAX 24 相手のキックオフ後のスタート位置 32位
NET PUNTING 2位
敵陣20ヤード以内のパントの回数 5位タイ
得点 4位タイ
失点 32位
キックブロック 3位タイ

現地の反応、個人的な感想

特にSTCとして就任してからBUFの成績を見るとかなり優秀なのではないか。2017年は7位だったが前年の2018年が31位と落ち込んでいたことを考えればそこから3年連続で上位1/3には入っているというのは十分すぎる成績。ただ、現地では今年のDPのKC戦の残り13秒でSquibキックを選択しなかったことが大きなミスだとして批判されており、それで少しケチがついているよう。ただ、個人的にはそれはあくまで結果論の話で、例えばSquibを選択した結果いい位置にリターンされたりすればなぜ蹴り込まなかったんだって批判されるだろうし、リターナーがHillであることを考えればタッチバック狙うのはそこまで悪い選択なのかなぁとも思ったり。

まぁちなみに今シーズンのJAXはUrban MeyerがSTを重視すると言ってたわりに結果はご覧の通りで、AgnewやCookeの個人技に助けられているもののそれを抜いてST全体としてはわりと悲惨。

なので、それを考えれば多少最後にケチがついたとしても今回の新STCには間違いなく期待はできると思っているし、来年にはAgnewもCookeも怪我から復帰するはずなのでまたリターンTDもみれるのではとわくわくしています。

また他の人を調べるのも大変ですが、オフシーズンを楽しみたいですね。