シーズンプレビューその2です。今回はオフェンスについてです。スタッツに関しては予想というかほぼ願望です。シーズン前くらいしか希望を持てないので笑わずに見てやってください。
Depth Chart
公式のDepth Chartが発表されました。明言されていなかったスターターはLG Ben Bartch、RT Jawaan Taylorになったようです。
#Jaguars official Week 1 Depth Chart lists...
— Mia O'Brien (@MiaOBrienTV) 2022年9月6日
- Jawaan Taylor as RT.
- Ben Bartch as LG.
- Devin Lloyd as starting ILB opposite Oluokon
- James Robinson or Travis Etienne at RB1 pic.twitter.com/jlEQL0dTn5
Roster
黄色：FA加入 青：ルーキー 黒：OUT ピンク：IR
Offence
QB
| Age | FA | |||
|---|---|---|---|---|
| #16 | Trevor Lawrence | 23 | 2025 | 2021/Draft/1R/#1 |
| # 3 | C.J. Beathard | 29 | 2023 | 2021/UFA/SF |
昨年のレビューについては下記です。
Trevor Lawrence - 2021年レビュー
C.J. Beathard - 2021年レビュー
今年は昨年と同様のメンツで臨みます。何より昨年のMeyerから解き放たれたLawrenceがPedersonの下でどこまでやれるか楽しみです。
プレシーズンでRZオフェンスや序盤のパス精度、判断の遅さなどが指摘されましたが、昨年より明らかに改善は見られていますし武器となる選手も補強されているので、昨年のJoe BurrowやPHI時代のWentzのように爆発してくれたら嬉しいです。
予想スタッツ
Trevor Lawrence
Passing : 65%, 4200yds, 30TD, 10INT
Rushing : 400yds, 3TD
RB
| Age | FA | |||
|---|---|---|---|---|
| #25 | James Robinson | 24 | 2023 | 2020/UDFA |
| # 1 | Travis Etienne | 23 | 2025 | 2021/Draft/1R/#25 |
| #24 | Snoop Conner | 22 | 2026 | 2022/Draft/5R/#154 |
| #22 | JaMycal Hasty | 25 | 2023 | 2022/Waiver/SF |
| Carlos Hyde | 31 | →FA | ||
| Ryquell Armstead | 26 | →FA | ||
| Dare Ogunbowale | 28 | →HOU |
昨年の内容は以下。
James Robinson - 2021年レビュー
Travis Etienne - 2021年レビュー
3人抜けているものの主力の離脱はなく、RB全体としてはEtienne復活もあり戦力は大幅に上がっています。OLのランブロックに依存するところは大きいと思いますが、場合によってはリーグトップレベルのデュオとなるポテンシャルは秘めていると思います。
Etienneは昨季は怪我に泣いたもののプレでは圧巻のプレーも見せており、怪我さえなければ期待大です。特にカレッジからのLawrenceとのコンビネーションを見せてもらいたいですね。
Robinsonは開幕戦に出場可能とのことですが、少なくとも最初はEtienneが多くのスナップ数を得ることになると思います。Depth Chart上は両者RB1という扱いですが、Robinsonの耐久性を考えると、メインはEtienneでRZやショートヤードでRobinsonを起用していくのがいいような気が個人的にはしていますがどうでしょうか。
ドラ5のConnerはパワータイプのRBです。プレではOLの不調もあり目立ったところは見られませんでした。基本はどちらか怪我した時のバックアップやショートヤードでの起用となると思いますが、意外とレシーブもできるタイプなので3rdDに出てくることもあるかもしれません。
SFからclaimしたHastyは割と万能なタイプのRBのようですが、おそらく出番はSTがメインだと思います。
予想スタッツ
James Robinson
Rushing : 700yds, 7TD
Receiving : 200yds, 0TD
Travis Etienne
Rushing : 900yds, 6TD
Receiving : 500yds, 3TD
3番手以降は出番が増えるということは上の2選手が怪我をするということなのであまり出番がないことを祈ります。
WR
| Age | FA | |||
|---|---|---|---|---|
| #13 | Christian Kirk | 26 | 2026 | 2022/UFA/ARI |
| #11 | Marvin Jones Jr. | 32 | 2023 | 2021/UFA/DET |
| # 7 | Zay Jones | 27 | 2025 | 2022/UFA/LV |
| #39 | Jamal Agnew | 27 | 2024 | 2021/UFA/DET |
| #15 | Tim Jones | 24 | 2023 | 2021/UDFA |
| #14 | Kendric Pryor | 24 | 2025 | 2022/Waiver/CIN |
| Laviska Shenault | 24 | →CAR | ||
| D.J. Chark Jr. | 26 | →DET | ||
| Laquon Treadwell | 27 | →NE(PS) | ||
| Tavon Austin | 31 | →BUF→BUF(PS) |
Christian Kirk - FA加入②（Offense）
Marvin Jones Jr. - 2021年レビュー
Zay Jones - FA加入②（Offense）
Jamal Agnew - 2021年レビュー
今年は大枚叩いてFAでKirk、Zay Jonesを補強をしました。ドラフトでも指名が熱望されていましたが指名はなくUDFAで期待されていたKevin Austin Jr.は期待外れ。当時欲しかったGeorge Pickensがプレシーズンで無双していたのを見て悲しくなりました…たぶん素行面で候補から外れていたんだと思っています。その後Shenaultの離脱もあり、補強は間違いなくされたものの明確なエースが不在という状況で臨むことになりそうです。滑り込んだTim Jonesはプレシーズンからの嬉しいサプライズではありますが、さすがにゲームを変えるほどの活躍は期待していません。CINからclaiｍしたPryorもSTがメインでしょう。
いわゆるディープスレットがいないことは気になりますが、平均のスピードとしては速いです。起用としては主にZay Jones/Marvin Jonesが外、Kirk/Agnewがスロットでしょう。昨年はなかなかWRがオープンになれないこと、ドロップが多いことでパスが機能しないことが多かったですが、今年はプレシーズンで見る限りWRが誰も空いていなくてパスができないことはほとんどなく、大体はLawrenceのパス精度や判断ミス、OLのプロテクション、相手Defenseのナイスプレーが原因だったように思います。
Lawrenceのレベルが上がったこと、コーチングスタッフが変わっていること、WRの補強などによってどれほどパス攻撃が改善するのかは見ものです。
予想スタッツ
Christian Kirk
Receiving : 1100yds, 9TD
Marvin Jones Jr.
Receiving : 600yds, 4TD
Zay Jones
Receiving : 800yds, 6TD
Jamal Agnew
Receiving : 300yds, 1TD
契約した金額を考えればKirkにはこれくらい期待したいです。ARIでは1000ydsを記録したことはありませんが、WR2〜3としてなのでWR1としてターゲットが増えることで達する可能性はあるんじゃないかと思っています。
Marvin Jonesは前年と役割が変わってくるのでヤード自体は落ちると思います。ただLawrenceにとって安心できるターゲットですしこのくらいに落ち着くのではないかと。
Zay Jonesは昨年のLVでの後半戦、今年のプレシーズンを見ると当初思っていたよりやってくれるんじゃないかと思っています。キャンプ中もLawrenceとかなり合っているようでした。
Agnewは主にスロットでRACを期待しています。RBの位置からのプレーもあるんじゃないかと思っています。ポイントでビッグプレーが出ることを期待しています。
TE
| Age | FA | |||
|---|---|---|---|---|
| #17 | Evan Engram | 28 | 2023 | 2022/UFA/NYG |
| #84 | Chris Manhertz | 30 | 2023 | 2021/UFA/CAR |
| #85 | Dan Arnold | 27 | 2023 | 2021/Trade/CAR |
| #89 | Luke Farrell | 25 | 2025 | 2021/Draft/5R/#145 |
| Jacob Hollister | 29 | →LV→FA | ||
| James O'Shaughnessy | 31 | →CHI→FA |
Evan Engram - FA加入②（Offense）
Chris Manhertz - 2021年レビュー（TE）
Dan Arnold - 2021年レビュー（TE）
Luke Farrell - 2021年レビュー（TE）
昨年はTE1がDan ArnoldということでTEによる効率的な攻撃はあまりできていなかったようです。抜けた2人は全く影響はないと思われます。今年は満を持してEngramと契約。身体能力の高いレシービングTEではあるものの問題はそのドロップ癖。キャンプでもそれを思い出させるようなドロップを何度かしていたようですし、それが続くようであれば補強は失敗でしょう。PedersonはTEを好んで使う傾向がありますが、Engramがそれに応えられるかどうかにかかっていそうですね。
残るスターターはManhertzになります。Manhertzはブロッキング専門なのであまりレシービングはしないんじゃないかと思います。Arnoldは昨年の主力ではありましたが、Engramとタイプは似ていますし、出番は減るように思います。Farrellは主にバックアップになるでしょう。
予想スタッツ
Evan Engram
Receiving : 700yds, 7TD
いい方に転んだと考えて予想をしてみました。ポテンシャルはあると思うので期待はしています。他は目立ったスタッツは残さないと思います。
OL
| Age | FA | |||
|---|---|---|---|---|
| #79 | Luke Fortner | 24 | 2026 | 2022/Draft/3R/#65 |
| #69 | Tyler Shatley | 31 | 2024 | 2014/UDFA |
| #68 | Brandon Scherff | 31 | 2025 | 2022/UFA/WAS |
| #78 | Ben Bartch | 24 | 2024 | 2020/Draft/4R/#116 |
| #70 | Cole Van Lanen | 24 | 2023 | 2022/Trade/GB |
| #74 | Cam Robinson | 27 | 2025 | 2017/Draft/2R/#34 |
| #72 | Walker Little | 23 | 2025 | 2021/Draft/2R/#45 |
| #75 | Jawaan Taylor | 25 | 2023 | 2019/Draft/2R/#35 |
| Brandon Linder | 31 | Retired | ||
| A.J. Cann | 31 | →HOU | ||
| Andrew Norwell | 31 | →WAS | ||
| Will Richardson Jr. | 29 | →FA |
Luke Fortner - ドラフト2日目！
Tyler Shatley - 2021年レビュー（OL）
Brandon Scherff - FA加入②（Offense）
Ben Bartch - 2021年レビュー（OL）
Cam Robinson - 2021年レビュー（OL）
Walker Little - 2021年レビュー（OL）
Jawaan Taylor - 2021年レビュー（OL）
OLは昨シーズンよりよくなっているのでしょうか。RGはレベルアップ、LG、Cはレベルダウンということで全体的にはむしろ下がっている…？
昨年はスタッツ的にはリーグでパスブロック10位台上位、ランブロックは20位台下位といったところだったようです。そんなにパスブロックよかったか？と疑問ですが、Lawrenceがうまく躱していたのがよく見せているのかもしれません。
プレシーズンで明らかになった課題はランブロック。驚くほどランが出ませんでした。ここは個人の問題というよりはむしろ新OLコーチ兼Run Game CoordinatorであるPhil Rauscherの問題かもしれません。シーズン開幕までに解決できているのかは初戦で明らかになるでしょう。
LT Robinsonは今年高額契約延長しました。
この記事でも書いている通り、今までの働きで考えればとても金額には見合っておらず延長が失敗であると言えると思います。ただキャンプでは1 on 1でもほぼ負けなしと絶好調のようですし今は期待をするしかありません。
今年一番の補強でありキャプテンにも任命されたScherffはプレシーズンでもさすがでした。問題は耐久性で、今年8年目ですがフル出場は最初の2年のみ。彼に求めるのは怪我をしないこと、それだけです。
今のOLの一番の穴はLG Bartchでしょう。彼がどの程度できるかというのはオフェンス全体にも関わってきそうです。
RTのスターターに任命されたTaylorはプレシーズンではT.J. Watt相手でも頑張っていましたし今年は違うのでしょうか。今年の活躍次第では契約延長もあるかもしれません。とにかく反則を減らしてもらいたいです。
Littleは元々未来のスターターLTとして指名したと思っていましたが、Robinsonとの長期契約、Taylorとのスターター争いの敗北によりバックアップとなりました。前年2巡がベンチで置き物になっているのはいかがかと思いますが仕方ないですね。
次回はディフェンスについてです。
