Jaguars Note

NFL Jacksonville Jaguars(ジャクソンビルジャガーズ)の応援ブログ

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ドラフト前の動き

ドラフトまで1ヶ月を切っていますが、チームでは指名のための情報収集が活発になっています。

そもそもどのような形で選手の評価をするかというと、様々な方法があるかと思いますがおおよそ以下のようなタイミングがあると思われます。

  • カレッジでの練習・試合
  • Senior Bowl
  • Shrine Bowl
  • NFL Scouting Combine
  • Pro Day
  • Top 30 Visit
  • Local Visit
  • Private Workout

それぞれそもそも何なのか自分自身よくわかっていない部分も多かったので簡単に復習がてら紹介していこうと思います。調べてもわからないものもあったのでどなたか教えてくださると助かります。

Senior Bowl

Senior Bowlとは、毎年2月頃のシーズン終了後に行われるカレッジフットボールオールスターゲームの一つ。大学での出場資格を終えた選手(ほぼ4年生の)の中から有望な選手が招待され、集まったNFLチームのコーチやGM、スカウトの前で自分をアピールする場となっています。毎年ここから多くの選手がドラフトで指名されています。

選手たちはアメリカンチームとナショナルチームに分かれて試合を行いますが、その際NFLの2チームから選抜されたコーチングスタッフがそれぞれのチームのコーチを務めます。試合自体は怪我をしないよう安全面には比較的配慮されたルールとなっています。

試合前には1週間の練習期間があり、そこにもNFLチームのスカウト陣が参加し、有望な選手を査定することになります。選手にとっては試合以上に自分を売り出すアピールの場となるため、本気のぶつかり合いを見ることができます。

Shrine Bowl

正式にはEast-West Shrine Bowlで、1925年から毎年行われているシーズン終了後に行われるカレッジフットボールオールスターゲーム。Senior(4年生)だけが招待され、アメリカ国内だけでなくカナダの大学からも招待されています。

東西の大学でチームを分けられ、それぞれのチームの指揮はSenior Bowlと同じく近年はNFLのアシスタントコーチが行うこととなっています。試合はNFLのルールに則って行われますが、やはり怪我がないようにいくつかの制約が設けられています。Senior Bowlと同じく選手にとっては大きなアピールの場と思われます。

NFL Scouting Combine

毎年2月下旬インディアナ州インディアナポリスで開催されるドラフトプロスペクトに対する身体測定や運動能力テストやメンタルテストを行うエリートの大運動会。参加者はドラフト指名が有力と考えられている主催者に招待された選手のみ。NFLの各チームのコーチ、GM、スカウト陣が一堂に会し、同じ条件下で能力を測定することができます。

身体測定、40ヤード走、ベンチプレス(225ポンド≒102kgのバーベルを何回上げられるか)、垂直跳び、立ち幅跳び、20ヤードシャトルラン、60ヤードシャトルラン、3コーンドリル、各ポジション毎の個別テストの他、薬物検査、怪我の確認、知能テストなども行われます。また、チームは参加した選手に対して1人当たり15分間の面接を行うことができるようです。

Pro Day

各大学で行われるNFL Scouting Combineのようなもの。各大学はPro Dayを開催し、この期間にNFLのチームのコーチ、GM、スカウト陣は大学を訪れてこのドリルを見学することができます。小規模の大学では近隣の大学と合同で行うこともあるとのこと。この間にNFLチームは選手と面接を行うことができます。

Top 30 Visit

それぞれのチームはドラフトに向けて最大30人まで自施設に招くことができるようです。ただ招くと言ってもワークアウトは行えず、できることはインタビューなどに限られるようです。

また、自施設から50マイル(約80km)以内の大学であればそのTop 30 Visitの中には含まれずその数に制限はありません。JAXの場合、Florida大学が当てはまるようです。UCF、FSUなどはそれなりに近くはありますが100マイル以上離れているのでその対象からは除外されていそうです。

Local Visit

上記のTop 30 Visitに含まれない地元大学の招待のこと。JAXの場合のFlorida大学がこれに当てはまります。Florida大学の選手は呼び放題ということですね。

Private Workout

人数制限などの制約は分かりませんが、選んだ選手と食事を一緒に摂ったり、会議、フィールドワーク、1対1のインタビューなど全てを行うことができるようです。またボードワークとして自分の所属チームのスキームを説明させたり、チームのスキームの基本を教えた上で、その内容についてテストをしたり、それをボードに描かせたりすることで学習能力や理解力なども確認することもあるそうです。コンバインやプロデイなどの他の機会では時間の制約があって深くまでできなかったことが十分時間をとって行うことができるので、本気で獲得したい選手を招待するのでしょう。